abs関数、labs関数、fabs関数は、数値の絶対値を求めます。それぞれの相違は引数と戻り値の型名が違うだけです。

#include <stdlib.h>
int abs(int x);
long int labs(long int x);
double fabs(double x);

xは絶対値を求める数値を指定します。

戻り値として、絶対値を返します。

プログラム 例

#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>

int main(void)
{
  int    loop_cnt;
  int    x;

  for (loop_cnt = 1; loop_cnt <= 5; ++loop_cnt) {
    printf('整数を入力してください ==> ');
    scanf('%d', &x);

    printf('%dの絶対値%d\n', x, abs(x));
  }

  return 0;
}

例の実行結果

$ ./abs.exe
整数を入力してください ==> 5
5の絶対値5
整数を入力してください ==> -5
-5の絶対値5
整数を入力してください ==> 0
0の絶対値0
整数を入力してください ==> -999
-999の絶対値999
整数を入力してください ==> 999
999の絶対値999
$