abort関数は、プロセスを異常終了します。この関数は緊急にプロセスを終了させたい場合に使用します。

正常終了する場合は、exit関数を使用します。(main関数の場合は、return文で帰っても同じです。)

#include <stdlib.h>
void abort(void);

引数および、戻り値はありません。

プログラム 例

#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#define SIZE 1024

int main()
{
  FILE    *fp;
  char    buff[SIZE];

  if ((fp = fopen('temp_1.txt', 'r')) == NULL) {
    printf('ファイルのオープンに失敗しました\n');
    abort();
  }

  while(fgets(buff, SIZE, fp) != NULL) {
    printf('%s', buff);
  }
  fclose(fp);

  return 0;
}

例の実行結果

$ ./abort.exe
Hello World!!.
Bye.
$
$ mv temp_1.txt temp_bk.txt
$
$ ./abort.exe
ファイルのオープンに失敗しました
アボートしました
$