isxdigit関数は、指定された文字が十六進数の数字であるかを調べます。十六進数の数字とは、半角の’0’~’9’、’a’~’f’、’A’~’F’です。

#include <ctype.h>
int isxdigit(int c);

cは、チェックしたい文字を指定します。int型ですので注意してください。

戻り値として、引数の値が十六進数の数字であれば0以外を、そうでなければ0を返します。

次の例題では、isxdigit関数の引数を明示的にint型に型変換(キャスト)していますが、型変換を指定していない場合は自動的に変換されます。

プログラム 例

#include <stdio.h>
#include <ctype.h>

int main(void)
{
  int    loop_cnt;
  char   in_data;

  for (loop_cnt = 1; loop_cnt <= 5; ++loop_cnt) {
    printf('1文字入力してください ==> ');
    scanf('%c%*c', &in_data);

    /* in_dataの値が十六進数の数字だったら0以外が返る */
    if (isxdigit((int)in_data) != 0) {
      printf('十六進数の数字です\n');
    }
    else {
      printf('十六進数の数字以外です\n');
    }
  }

  return 0;
}

例の実行結果

5回目はスペースを入力しています。

$ ./isxdigit.exe
1文字入力してください ==> 0
十六進数の数字です
1文字入力してください ==> a
十六進数の数字です
1文字入力してください ==> g
十六進数の数字以外です
1文字入力してください ==> ?
十六進数の数字以外です
1文字入力してください ==>
十六進数の数字以外です
$